内覧会(施主検査)チェックリスト|新築戸建て・マンションの引き渡し前に見る場所
新築の内覧会(施主検査・完成検査)は、引き渡し前に建物の傷・不具合・図面との相違を自分の目で確認できる、実質的に最後の機会です。ここで見つけた指摘は引き渡し前に売主・施工会社の負担で補修してもらえるのが通常ですが、見落として入居した後だと「生活でつけた傷では?」という話になりやすく、確認の手間が一気に増えます。
このページは、内覧会の当日にスマホでそのまま使えるチェックリストです。部屋別に確認ポイントを並べてあり、チェックの進み具合はお使いの端末に自動保存されます(サーバーには送信されません)。紙で使いたい方は印刷ボタンからどうぞ。後半には、当日の持ち物・流れ・指摘の伝え方・よくある質問もまとめています。
このページの要点
- 内覧会は引き渡し前に不具合を無償補修してもらえる最後のチャンス。時間に余裕を持って、部屋ごとに順番に見る
- 確認の観点は6つ:傷・汚れ/建具の開閉/床の傾き・きしみ/水回り/電気/図面との相違
- 指摘箇所にはマスキングテープで印+写真。指摘内容は書面(指摘書)に残し、補修の期日と再確認の方法をその場で確認する
- 下のチェックリストはスマホでそのまま使える(チェックは端末に自動保存・印刷も可)
内覧会チェックリスト(部屋別)
上から順に1部屋ずつ回るのがおすすめです。「傷・汚れ」は照明を点け、明るい状態で少し斜めから見ると見つけやすくなります。戸建ての方は最後の「外周り」まで、マンションの方は「バルコニー」までを中心にお使いください。
玄関 0/7
リビング・ダイニング 0/12
壁・床・天井は面積が大きいぶん見落としやすい場所。窓からの光を斜めに受けると傷・浮きが見えやすくなります。
キッチン 0/7
水を実際に流して、シンク下の収納を開けて配管まわりを見るのがポイントです。
浴室 0/7
洗面所 0/5
トイレ 0/5
寝室・そのほかの居室 0/5
見る観点はリビングと同じです。部屋ごとに1周ずつ確認しましょう。
バルコニー 0/5
外周り(戸建て) 0/8
戸建ての方は建物の外を1周。マンションの方は共用部(廊下側の玄関まわり等)に気になる点があれば管理会社・売主に伝えましょう。
当日の持ち物
| 持ち物 | 使いみち |
|---|---|
| 図面(間取り図・仕上表) | コンセントの位置・数、設備の色・型番など「図面との相違」を確認する基準になる |
| スマホ | このチェックリスト+カメラ(指摘の記録)+ライト(暗い場所)+水準器アプリ(傾きの目安) |
| マスキングテープ | 指摘箇所に貼って印を付ける。跡が残りにくく、補修する側も場所が分かりやすい |
| メジャー | 家具・家電(冷蔵庫・洗濯機・カーテン)の設置寸法をこの機会に測っておく |
| 筆記用具・メモ | 指摘内容の控え。指摘書の控えと突き合わせる |
| スリッパ・靴下 | 床の確認で歩き回るため。冬場は足元が冷えるので厚手が安心 |
当日の流れ
- 担当者の説明を受ける。設備の使い方説明が中心になりがちですが、検査の時間をしっかり確保したい旨を先に伝えておくとスムーズです。
- チェックリストの順に、1部屋ずつ確認する。複数人で行く場合は「傷・汚れ担当」「建具・設備担当」など分担すると効率的です。
- 気になる箇所にはマスキングテープを貼り、写真を撮る。「引き(場所が分かる全体)」と「寄り(傷の程度)」の2枚セットが後から見返しやすい撮り方です。
- 指摘内容を書面(指摘書・是正確認書など)に記載してもらい、控えをもらう。口頭だけで終わらせないのが大事なポイントです。
- 補修の期日と、補修後の確認方法(再内覧会・確認会)をその場で確認する。「引き渡しまでに直します」だけでなく、いつ・どう確認できるかまで決めておくと安心です。
指摘の伝え方のコツ
- 場所を特定して伝える(「リビング東側の窓の下、床に◯cmの傷」)。マスキングテープ+写真とセットなら、認識のずれが起きにくくなります。
- 指摘は必ず書面に残す。後日の「言った・言わない」を防ぐいちばんの方法です。書式が用意されていなければ、メモを共有してメール等で送っておくのも手です。
- その場で焦って「問題ありません」と確認書にサインしない。確認しきれていない箇所があれば、その旨を伝えて持ち帰ってよいか相談しましょう。
- 感情的にならず、事実ベースで淡々と。補修するのは現場の職人さんです。場所と状態が正確に伝わることが、きれいに直してもらう近道です。
よくある質問(FAQ)
Q. 内覧会の時間はどれくらいかかる?
部屋数にもよりますが、しっかり確認するなら2〜3時間が目安です。設備説明を含めて1時間程度しか予定されていないこともあるため、事前に所要時間を確認し、短い場合は余裕を持てるよう相談しておくと安心です。
Q. プロの同行サービス(内覧会同行・施主検査同行)とは違う?
ホームインスペクター(住宅診断士)などの専門家が同行し、床下・小屋裏・専用機材での計測まで含めて確認してくれるサービスがあります。料金は会社や建物の規模によりますが6.6万円前後〜が目安です(最新の料金・内容は各社の公式サイトでご確認ください)。自分でのチェックは「目に見える傷・動作・図面との相違」が中心で、構造や床下などの専門的な部分までは判断できません。予算に余裕がある場合や、施工品質に不安がある場合の選択肢として知っておくとよいでしょう。
Q. 内覧会で全部見つけないとダメ?入居後に見つけたら手遅れ?
手遅れではありません。新築住宅は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、法律(住宅品質確保促進法)で引き渡しから10年間の瑕疵担保責任が売主・施工会社に義務付けられています。また多くの会社は、それ以外の不具合についてもアフターサービス基準(部位ごとに保証期間を定めた基準)を設けています。入居後に気づいたら、契約書・保証書・アフターサービス基準を確認のうえ、早めに連絡しましょう。ただし、表面の傷・汚れは入居後だと「生活でついたもの」と区別しにくくなるため、内覧会の時点で見つけて書面に残すのが確実です。
Q. 雨の日の内覧会は不利?
暗くて傷が見えにくい面はありますが、照明とスマホのライトで補えます。むしろ雨の日は、バルコニーの水はけ・サッシまわりの浸み・雨どいの流れなど、晴れの日には確認できない部分が見られる利点もあります。
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